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12/11/2012

草莽のつぶやき。


ひっくり返すべきものがあって、それが何らかの構造を持っているとして、本当にそれをひっくり返す原動力になる人たちは、その中枢の構造とは遠くはなれた周縁部にいるものだと思うのです。中枢の構造に頼らずに生きていく覚悟、勇気、能力、熱意があってしがらみから自由な人たち。
本当に今の構造をひっくり返しちゃうような、それこそ維新と呼べるような変化というのは、草莽で起きる小さなうねりが共鳴しながら高さを増した結果起こるものであって、中枢から号令しながら起こす変化というのは、よくても「中興」とか「改革」ぐらいのインパクトしかもてなさそう。構造に縛られざるを得ないから。
たぶん、変化を起こすことを目的にして中枢に入っていく人たちにできることというのは、結局側面支援的な役割でしかなくて。なので、中枢にいる人たちには、自分達が維新を起こす、と肩肘張るのではなくて、理解を示しつつ消極的にでも支援してくれればそれで十分なんじゃないでしょうかね。願わくば、走り回るスペースを広げる為の、壁を取り除くような対応をしてくださらんことを。