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6/19/2012

頑固職人の国。

日経TechOnの記事を読みました。
技術経営戦略考「日本の家電が負け組みになった本当のワケ」


日本にはどんなやり方が合うのかなぁ、ということを考えてみましたが、SamsungやAppleや、その他グローバルに沢山モノを売ろうとしている企業と競争するのは、もう放棄してしまう、という方向もひとつの選択肢ではないかと思いました。


つまり、色んな技術・サービスを磨きに磨いて、「死ぬほど高いけど死ぬほどよいもの」を徹底的に追求していく、という手です。頑固一徹な職人が溢れ、世界の中でいぶし銀のカガヤキを放つ国。頑固で独り善がりで言ってることは頭にくることもあるが、感動するほどよいものを作ってしまう人々。商売にはなりづらいし、大きな売上を上げるのは難しいかも知れないけれど、日本人の気質には合っているかも知れません。もう、すべて「業」ではなく「道」にする。テレビ「道」、半導体「道」、自動車「道」、農「道」、漁「道」、サービス「道」、アニメ「道」。。。笑 おかしな国が生まれそうですが、それはそれで尖がってていいような。そして他の国にはやりづらい芸当かと思います。

死ぬほどよいものを、お手軽価格で消費者に届ける仕事は、そういうことが出来る人にオマカセしちゃいます、と開き直る。でも、本当に大事なところを押さえたものは大量には作らない。自分では絶対に安売りしない。自分からは余りおおっぴらにアピールはしないんだけど、好きな人には本当に好いてもらえるような、伝統工芸みたいな製品・サービスが花盛りな、ちょっと風変わりな国として、日本を押し出していくのも面白そうだと思いました。


出来る限り多くの人が、そうやってのめり込める分野を見つけられる仕組みを、どう作ればいいか。。。ひとつ考えてみるテーマとして面白そうです。

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