元幹部が語るサムスン 日本負かしたワクワク感創出力(日本経済新聞)
日本は「つくり」に強いが「もの」に弱い、というのは僕も前職の時に感じていたことです。余り大きい声では言えないのですが、開発の人は自分たちの技術に結構プライド持ってる割に実はたいしたものが作れていなくて(客先の御用聞きが基本なので)、お客さんの方が技術をよく知っているということもザラでした。一方で、安定した品質だし多少のトラブルがあっても何とかしてリカバリーしてくれる、という製造の部分に対するお客さんの期待というのはとても高かったです。
(もちろん、一部の企業では、新しい技術や製品を作ることのできる力が半端ないということも認識していますが)
なので、ファーストベンダーにはなれなくても、ファーストベンダーの中台韓メーカーがこけた時の保険として、セカンドベンダーになることがあったりして。セカンドベンダーに甘んじることは絶対ダメですが、そういう部分もあるということは、売る時の武器としてメーカーの営業なり開発なりは認識した方がいいと思います。
もちろん、「もの」の力も付ける必要があるのは当然なのですが。
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